忙しい人でも脂肪を燃やしたいなら、“大筋群トレ”が近道!中4日ローテで効率よく引き締めよう。
目次
はじめに
- 「忙しくて筋トレの時間が取れない…」
- 「ダイエットはしたいけど、続かない…」
そんな人でも安心してください。脂肪燃焼のカギは「基礎代謝」にあり!
効率的に大きな筋肉を刺激すれば、短時間のトレーニングでも体はしっかり変わっていきます。
本記事では、1日30分・部位別トレーニングをご紹介します。
大きな筋肉を狙うことで基礎代謝を引き上げ、脂肪燃焼しやすい体を手に入れましょう!
なぜ「大筋群トレーニング」が脂肪燃焼に効くのか
筋肉は“静かに脂肪を燃やしている”
私たちの基礎代謝は1日の総消費エネルギーの約60〜70%を占めています。これは、「何もしていなくても勝手に消費されるカロリー」です。
一方で、運動によって消費できるカロリーは全体の10〜20%程度。たとえば30分ランニングを頑張っても、ご飯1杯分くらいしか燃やせないこともあります。
つまり、日常的に何もしなくてもカロリーを消費してくれる体=基礎代謝の高い体をつくるほうが、長い目で見て圧倒的に効率がいいのです。
そのためには、以下のような大きな筋肉(大筋群)を優先的に鍛えるのが効果的です。
- 胸(大胸筋)
- 背中(広背筋・僧帽筋)
- 脚(大腿四頭筋・ハムストリングス)
- 肩(三角筋)
これらをしっかり使って動かせば、短時間でも基礎代謝を底上げできます。
時短でも効果的に鍛えるなら「部位分け+休養」がカギ
全身を毎日やらなくてもOK!「部位分け」で回復と効率を両立
筋肉を効率よく育てるには「超回復」の仕組みがカギになります。
筋トレ後、筋肉はダメージを修復する過程で強くなりますが、これには最低72時間(約3日)の回復時間が必要です。
つまり、同じ部位を毎日鍛えるのは逆効果。回復が間に合わず、かえって成長が妨げられることも。
逆に中3〜4日空ければ回復に十分な時間が取れるため、無理なく続けながら効果を最大化できます。
また、部位ごとに分けて鍛えれば疲労も分散され、毎回フレッシュな状態でトレーニングに臨めるのもポイントです。
中4日あける「ローテーション」で超回復を最大化
例えば「胸」を鍛えたら、その後3〜4日は休ませて、その間は他の部位を順番に鍛えることで、筋肉の回復と成長(=超回復)がしっかり行われます。
これを実現するのが、以下のような中4日ローテーション。
例:
胸 → 背中 → 肩 → 脚 → 休み → 胸 → …
このサイクルなら、同じ部位を週1〜2回ペースで鍛えながら、4日間の休養がとれるため、
- しっかりと回復期間を設ける
- 無理なく継続できる
- 確実に成果が出せる
という3拍子がそろいます。
【種目例】1部位30分!代謝を爆上げする時短メニュー
すべて“器具あり”と“器具なし”の2パターンを紹介します。
自宅でもジムでも、環境に合わせて選べるのがポイント!
■ 胸の日(プッシュ系)
▶ 器具なし(自重メイン)
⇒ 自宅でサクッと胸+腕を追い込める!
- ノーマル腕立て伏せ(プッシュアップ)
- インクラインプッシュアップ(足を椅子に乗せて)
- ワイドプッシュアップ(大胸筋外側を刺激)
▶ 器具あり
- ベンチプレス(マシン or バーベル)
- ダンベルフライ(ベンチに寝て胸を開く)
- ディップス(平行棒 or 椅子2脚)
■ 背中の日(プル系)
▶ 器具なし
- チューブロー(足にチューブをかけて背中を引く)
▶ 器具あり
- 懸垂(チンニングバー)
- ワンハンドロー(ダンベル)
- デッドリフト(バーベル or ダンベル)
ポイント → 器具なしでは強い負荷で背中を鍛えるのが難しいです。公園などで懸垂ができないか検討してみるのも良いでしょう!
■ 肩の日(ショルダー)
▶ 器具なし
- パイクプッシュアップ(肩に効かせる腕立て)
- ペットボトルサイドレイズ(水の量で負荷調整)
▶ 器具あり
- ダンベルショルダープレス
- サイドレイズ(ダンベル)
- フロントレイズ(ダンベル)
■ 脚の日(下半身)
▶ 器具なし
- ノーマルスクワット
- ブルガリアンスクワット(椅子を使う)
- ランジスクワット
▶ 器具あり
- ダンベル or バーベルスクワット
- レッグプレス(マシン)
- ダンベルランジ
補足:時間がないときの時短テク
- 自重の場合は回数を目標にするよりも限界まで行う
- 短めのインターバル(10〜20秒)で行うレストポーズ法を活用
- セット数は2〜3セットを目安に
- 朝 or 夜に習慣化しやすいタイミングで取り入れるのがコツ!
おわりに
「基礎代謝を上げるために、大きな筋肉を効率よく鍛える」。
このポイントさえ押さえれば、30分でも体は着実に変わっていきます。
筋トレは「やる気」ではなく「仕組み」で続けるもの。
週4回、1回30分の中4日ローテを取り入れて、まずは1ヶ月やってみましょう。
30分であれば1日のどこかで時間を捻出して、半年後には鏡の前で思わずニヤける自分に出会えるはずです。