トレーニングの習慣化【場所編】

習慣化

はじめに

「トレーニングが続かない…」
そんな悩みの裏側には、ジムに行くのが面倒のような意外と大きなハードルが隠れていることも。

筋トレを継続するうえで重要なのは、無理なく続けられる環境と仕組みを整えること。ところが、ジムが遠かったり、時間が合わなかったり、そもそも移動が面倒だったりすると、それだけでトレーニングの習慣は崩れてしまいます。

つまり、「場所」は習慣化にとって意外にも大きな障害になりがちです。

そこで今回は、筋トレを続けられる環境の作り方にフォーカスし、「どこで、どうやって」継続できるトレーニング環境を整えるかを考えていきます。

「続かない」の多くは“場所”から変えれば解決できるかもしれません。あなたに合ったトレーニングの拠点を、一緒に見つけていきましょう。

僕のトレーニング環境例

かつて僕は、脚や肩のトレーニング、プッシュアップ(腕立て伏せ)は自宅で行い、懸垂(上腕二頭筋と背中)やディップスは公園で行っていました。公園にはぶら下がり遊具や鉄棒があり、懸垂をするには最適な環境でした。また、ディップスも平行バーやフェンスの角を利用して行うことができ、自宅では難しい高負荷のトレーニングが可能でした。

特に背中は自宅では負荷をかけにくいですが、公園を活用することでしっかり鍛えることができます。

公園は通勤ルート上にあったため、移動時間のロスがなく、効率的にトレーニングを継続できたのも大きな利点でした。

このように、トレーニング環境を選ぶ際には「生活の流れに組み込みやすいかどうか」が重要です。無理なく続けられる環境を作ることで、トレーニングの習慣化がしやすくなります。

トレーニング場所の選択肢

ジム

ジムは設備が充実しており、本格的なトレーニングができる環境が整っています。また、周りにトレーニングをしている人がいることでモチベーションが上がるという利点もあります。やはり、トレーニングする環境としてもとても良いため、普段の行動範囲内にジムがある場合は活用できないか考えてみましょう。

メリット

  • 設備が充実している:ダンベル、バーベル、マシンなど、幅広い器具が使える。
  • モチベーションが上がる:周りにトレーニングする人がいることで刺激を受けやすい。
  • トレーナーの存在:適切な指導を受けられるため、正しいフォームやトレーニング方法を学べる。

デメリット

  • 移動時間がかかる:ジムが近くにない場合、通うこと自体が負担になる。
  • 会費が必要:利用には月額料金が発生する。
  • 混む時間に行くと待ち時間が発生:人気のマシンやエリアは混雑し、スムーズにトレーニングできないことも。

公園・屋外

公園や屋外でのトレーニングは、無料で気軽に始められるのが大きなメリットです。特に天気が良い日は気持ちよく運動ができます。

メリット

  • 無料で利用できる:ジムと違って費用がかからない。
  • 懸垂やディップスなどの本格的な高負荷自重トレーニングができる。
  • 開放的な空間で気分転換になる:自然の中で運動することでリフレッシュ効果もある。

デメリット

  • 天候に左右される:雨、寒さ・暑さなど、環境によるパフォーマンス低下や天気が悪いとトレーニングができないなどがある。
  • 時間によっては子供に占領されていることもある:器具で子供が遊んでいることが多く、思うように使えないことも。
  • 設備が限られる:ジムほどの器具はなく、自重トレーニングが中心になる。
  • 他人の目が気になる場合がある。

自宅

自宅トレーニングには、大きく分けて「ホームジムタイプ」と「自重トレーニングタイプ」の2つがあります。

ホームジムタイプ

ダンベルやベンチ、チンニングマシンなどを揃えて、自宅でも本格的なトレーニングができる環境を作る方法です。

メリット

  • 移動時間ゼロ:家で完結するため、時間のロスがない。
  • 24時間好きな時にできる:自分のペースで自由にトレーニングが可能。
  • 自分に最適な器具を選べる:自分に必要な器具を揃えることで、効率よく鍛えられる。

デメリット

  • 初期費用がかかる:ダンベルやベンチなどの購入費が必要。
  • ある程度のスペースが必要:トレーニング器具を置くための場所を確保する必要がある。
  • 床の重量制限に気をつける:「1㎡あたり約180kgに耐えられる」ことが建築基準法で定められている。自分の体重、負荷の重量、器具の重量などから底抜けしないよう重量を分散させるなど、床の強度を考慮する必要がある。

自重トレーニングタイプ

器具を使わず、自分の体重のみで鍛える方法です。

メリット

  • 初期費用ゼロ:特別な器具を買わなくても始められる。
  • 場所を選ばずできる:自宅だけでなく、公園や出先でもトレーニングが可能。

デメリット

  • 負荷の調整が難しい:ダンベルなどと違い、重量の増減ができないため、強度調整に工夫が必要。
  • 強度を上げるには工夫が必要:上級者向けの負荷をかけるには、テクニックや応用トレーニングが求められる。
  • 背中のトレーニングが難しい

デメリットに挙げましたが、自分の体だけでは背中を鍛えるのは難しいです。ですが、チューブを使えばチューブローイングという背中トレが可能となります。

チューブローイング

まとめ

どの環境を選ぶかは、ライフスタイルや目的によって異なります。

自分の生活に合った環境を選ぶことが無理なく続けるための秘訣です。自分の生活スタイルを考慮し、通勤ルートの近くの施設を利用するなど検討してみましょう。

そして「この場所でやる」と決めることが継続の第一歩。環境を整え、迷わずトレーニングできるようにすることが大切です。

まずは普段の行動範囲をイメージ、自分にとって最適な環境を整え、トレーニングを継続できる仕組みを作りましょう。

以上、トレーニング習慣化のための【場所】作りに関するお話でした。

タイトルとURLをコピーしました